皆さん、市川市の待機児童は何名だかご存じですか?
2019年のデータだと138名!
2017年の時点では576名だったことを考えると、大分マシになりました。
とは言え、保護者が育休中なら待機児童に含めない、無認可保育園に入っている児童は含めない、求職中は含めない等となっているため、実際にはこれ以上の待機児童が存在していることは間違いありません。
そのため、まだまだ保育園入園への戦いは熾烈を極めています。
市川市の保育園入園へのカギを握るのが「点数」
市川市では「基準指数」と「調整指数」と言われているものです。
基本的には、この「基準指数」と「調整指数」の合計数が高い方から保育園に入れることになっています。
早いもの順ではないということですね。
基準指数は以下の表をもとに計算されます。
※フルタイム労働の定義ですが、労働契約に基づきます。そのため、有給使って20日に足りない月があっても基本的には問題ありません。
多くの共働き世帯では
「月20日以上実働7時間以上の就労が常態」
に夫婦とも該当するかと思います。
その場合は、夫「20」+妻「20」=基準指数「40」となります。
この基準指数に下記の調整指数を足していきます。
まず、同居の65歳未満の祖父母がいると(共に仕事をしていれば別ですが)、一気に「-3」されますので、入園はかなり厳しくなります。
「17、同居している65歳未満の祖父母が保育することができないことの確認が出来ない場合 -3」
逆に、すでに兄弟が入園している保育園を希望する場合、「+3」されますので、かなり優位になります。
「4、入所等を希望する保育所などに兄弟姉妹(4月からの入所希望の場合は、卒園予定児を除く。)が入所等をしている場合 +3」
しかし、ほとんどのご家庭にとっては、育休が明けて復職することで得られる「+2」にとどまるかと思います。
「7、産後休暇・育児休業(制度有)が明け、復職する(外勤者に限る) +2」
基準指数「40」+調整指数「2」=「42」となるご家庭が多数を占めることになります。
そのため、兄弟がすでに保育園に入園している場合(45点)は、入園できる可能性はかなり高いです。
ギリギリなのが大多数を占める42点の場合。
最近は保育園がかなり増えたため、エリアを選ばなければ(駅から遠いとか)入園はかなりの確率でできるはず。
ただ、駅近などの好立地保育園だと少し厳しいかもしれません。
保育園へ入園しやすくする方法は?
無認可保育園にひとまず入園するという手があります。
市川市では簡易保育園と呼びます。
その場合、「+3」されますので、非常に優位に立てます(一度簡易保育園に入ってから、認可保育園に転入希望を出すのはいつでもOKです)。
11、申込み児童を許可外保育施設に有償で預けているのを常態としている +3
もう一つの方法が、優先順位が上になること。
同じ42点世帯の場合、上記の優先順位が上の家庭から優先されていきます。
ざっくり言えば「市川市内に在住してて」「兄弟が沢山いて」「利用を希望する保育園の希望順位が高くて」「年収が低い」家庭が有利になります。
基本的には努力でどうこうなるものじゃありませんが、唯一「保育園の希望順位」に関しては別。
「入りたい保育園を1位にするのか」
「人気があまりなさそうで確実に入れそうな保育園をあえて1位にするか」
この順位をどうするかがカギを握ります。
適当に書かずに、しっかり考えて希望順位を付けましょう。
ちなみに、狙い目は新設園です。
大量に受け入れてくれるので、比較的入園できる可能性が高いんです。
我が家も42点というギリギリラインでしたが、無事に駅近の新設園に滑り込めました。
保育園入園についての制度はしっかり出来上がっていますので、ちゃんとルールを把握して戦っていけば、きっと保育園入園を勝ち取れるはずです!
頑張って下さい!
31年4月入園の0歳児の基準点は10点ほど。求職者の方もかなり通っているようです。小規模保育所が増えて、選り好みしなければかなり通りやすい年でした。1歳は比較的大変だったようでしたが、それでも一定以上の園数を申し込んだ方は駅周りでも通っているようです。
書き忘れました。入園辞退は12ヶ月減点になったので、それも効いてるだろうと思います。
コメントありがとうございます。
今回の4月入園の基準はかなり緩かったみたいですね。
私の周りでも共働き休職明けだと、第一希望に入れてる方がかなり多かったです。
にしても求職者でも入れてるというのは驚きです。
保育園を沢山新設した効果が現れてますね。
全国有数の待機児童数という不名誉な称号を返上できそう。