一時期待機児童を大幅に減らした船橋市ですが、またじわじわと増えつつあります。
2019年10月時点では(国の基準で)426人。
ただ、「保護者が育休中なら待機児童に含めない」「無認可保育園に入っている児童は含めない」等、国の基準は緩いのです。
船橋市独自の基準だと1,120人も…
そんな熾烈を極める保育園入園について、「入園に必要な点数って何?」「何点あれば入園出来る?」というところをお伝えしていきます。
船橋市の保育園入園に必要な「点数」の仕組み
「基本点」と「調整点」で構成されています。
この合計点が高い順に保育園に入れます。
基本点は以下の表をもとに計算されます。
ほとんどの方が「居宅外労働」「週5日以上かつ」の
「週42.5時間以上の労働」による10点、もしくは「週40時間以上の労働」による9.5点
のどちらかになるはずです。
そのため、夫婦合わせて19点~20点になります。
休憩時間も労働時間に含まれるのですが、9時~17時労働の場合、1日8時間×5日で40時間にしかならないので、定時上がりの方はやや不利となってます。
この「基本点」に下記の「調整点1」に該当する分を加算します。
すでに兄弟姉妹が入園してる保育園を希望する場合「+2」されるので、非常に有利です。
希望保育所等に兄弟姉妹が在園している場合 +2
ただ、ほとんどの方は、育休明けによる「+2」の加点だけにとどまるかと思います。
父又は母が産後休暇又は育児休業若しくはこれに準ずるものとして市長が認める休業(育児休暇)明けの場合(転園の場合を除く。) +2
そのため、基本点「19点~20点」+調整点1「+2点」=「21点~22点」となるご家庭が大半を占めることになります。
22点ならよほどの好立地保育園を狙わない限りは、どこかしらの保育園に入れる可能性は高いです。
微妙なのが21点と21.5点の方々。
同じ点数の場合、以下の「調整点2」をさらに加えます。
祖父母が船橋市に住んでいなければ加点されます。
保育の利用を希望する児童の祖父母が市内及び保育の利用を希望する日の属する月に当該児童が居住する市町村にいない場合 +1
とは言え、船橋市が地元だから祖父母も船橋市で…って方も多いと思います。
その場合は、同居さえしていなければ少し加点されます。
前記以外の場合で保育の利用を希望する児童が祖父母と同居していない場合 +0.5
これらに加えて、親が正社員なら加点されます。
正規職員(常勤)として労働している場合 +1
そして、通勤時間が2時間以上あると加点されます。
通勤時間が片道2時間以上あると市長が認めた場合 +1
多くの方は正社員だと思いますので、あとは祖父母が船橋市に住んでるか否かで勝負が決まります。
こればっかりはどうしようもないですからね。
仮に祖父母と同居までしている場合、よほど立地の悪い保育園でない限り、勝ち目はないと思います。
保育園に入園しやすくする方法は?
年齢制限のある保育園を狙う
保育園の中には、3歳までしか預けられないというように「年齢制限」がある保育園があります。
そのような保育園の場合、その年齢になったら転園しなければなりません。
そのため、比較的競争率が低い傾向にあります。
途中で転園する場合なら、「調整点1」で大きく加点されるので、かなりの確率で転園には成功出来ます。
保育所等における保育の利用対象年齢の制限により保育の利用の継続ができず、利用施設に連携施設が確保されていない場合で、引き続き保育所等における保育の利用を希望し、申込みをする場合 +5
保育所等における保育の利用対象年齢の制限により保育の利用の継続ができず、利用施設に連携施設が確保されている場合で、引き続き保育所等における保育の利用を希望し、申込みをする場合 +4
待期期間を長くする
「調整点2」を終えても同点だった場合、さらに下記の順に調整を行います。
1から順に調整していくのですが、1~4までではほとんど差が出ないはず。
最も差が出やすいのが、5の「待期期間が長い」の部分。
そのため、4月入園を狙うにしても、ギリギリで申込を行うのではなく、少しでも早めに申し込んで待期期間を長くした方が良いです。
保育園入園についての制度はしっかり出来上がっていますので、きちんとルールを把握して戦っていけば、きっと保育園入園を勝ち取れるはずです!
頑張って下さい!
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